伝説的ブランド「goro’s(ゴローズ)」の歴史とは?





日本国内のインディアンジュエリーの草分け的存在である「goro’s(ゴローズ)」は、数多くの有名芸能人が愛用していることでもおなじみのジュエリーブランドですが、goro’s(ゴローズ)がここまで多くのファンから絶大の支持を得るまでに成長した理由には、 創業者でデザイナーでもある高橋吾郎氏のインディアンジュエリーにかける情熱や様々な歴史があります!




そこで今回は、原宿のインディアンジュエリーブランド「goro’s(ゴローズ)」の歴史を詳しくご紹介します!

ゴローズの歴史 第一章 高橋吾郎氏のインディアン文化への憧れ




goro’s(ゴローズ)のブランドの歴史は、創業者の高橋吾郎氏の人生そのものと言っても過言ではありません!

高橋吾郎氏は1939年6月29日に東京で生まれ、幼いころからインディアンに興味津々だったと言われています!




そして中学時代、臨海学校に参加した際にレザークラフト(革の彫刻)を制作しているアメリカ人の進駐兵に出会います!

この出会いから吾郎氏はその後、進駐兵の元に毎日通ってレザークラフトを教わり、その後も独学で勉強を続けることになります!





ゴローズの歴史 第二章 1956年 レザークラフトブランド「goro’s(ゴローズ)」を設立



吾郎氏は高校を卒業後も独学で学び続け、バッグやベルトなどの革製品の販売を始めるようになります!



そして1956年には念願のブランドを設立し、ここから「goro’s(ゴローズ)」の歴史がスタートします





当時はレザークラフトブランドとして立ち上げ、革製品を中心に手掛けていましたが、60年代後半に差し掛かると、オリジナルのバックルや金具なども制作されるようになりました!



さらに1966年には、青山にアトリエを構えるようになり、さらに本格的に創作活動に没頭していきます!

ゴローズの歴史 第三章 1972年 原宿・表参道にショップをオープン


1972年には、青山からファッションの激戦区でもある原宿の表参道に拠点を移し、ショップ「goro’s(ゴローズ)」をオープンさせ、これまで以上に吾郎氏がこだわりの作品群を生み出していくようになります!

また、吾郎氏はアメリカに何度も足を運び、その際に現地の男性が吾郎氏のレザーのバッグやベルトを見て「それはどこで買えるのか?」と訪ねてきました!

その男性とはそれ以来友人となり、彼から現地のネイティブアメリカンが作る銀細工の手法を教わり、そこではじめて本場のインディアンジュエリーと出会います!

これこそが吾郎氏がインディアンジュエリーを手掛けるようになったきっかけでもあるエピソードです!

ゴローズの歴史 第四章 インディアンネームを授かる

吾郎氏はその後、サウスダコタ州を拠点としているラコタ族と出会い、インディアンとの交流を深めながら信頼関係を築き上げていきます!


その際に、ラコタ族による厳粛なネーミングセレモニーによって吾郎氏は「イエローイーグル」と言うインディアンネームを授かることになり、さらにその2年後の1979年に吾郎氏は「サンダンス」と呼ばれるラコタ族の神聖な儀式を受けることになります!



この儀式は、4日間食事や水分を摂ることも、眠ることも許されない状況の中で、吾郎氏はサンダンスと言う木の周りをドラムの音に合わせてひたすら回り続けると言う過酷な試練に挑み、 途中、意識を失いそうになりながらも無事に試練をやり遂げ、 ついに吾郎氏は、日本人初のインディアンとしての名を刻みます

ゴローズの歴史 第五章 シルバーフェザーの誕生

日本に帰国後、吾郎氏はイーグルフェザーをモチーフにしたシルバーアクセサリーの制作にとりかかるようになり、きっかけとなったのが吾郎氏が受けたラコタ族の儀式で身に付けたフェザーです

インディアンの儀式では本物のイーグルのフェザーが贈られる文化があり、このイーグルフェザーを沢山身に着けているほど多くの試練を達成してきたと言う証としてみなされます!


しかし、現地で暮らすインディアンとの環境の違いから本物の羽を持ち歩くのは難しいと判断した為、 吾郎氏は手軽に持ち歩くことが可能なイーグルフェザーをモチーフにしたシルバーアクセサリーを作ろうと思い立ちます



これが「goro’s(ゴローズ)」の代名詞とも言われる、シルバーのフェザーが誕生する瞬間でした


ゴローズの歴史 第六章 1990年代以降~ 不動の人気を確立


その後も吾郎氏は、シルバーフェザーを中心に細部にまでこだわったインディアンジュエリーを次々に展開し、 1990年代前半になるとオーダーが殺到して制作が追い付かなくなるほどの一大ブームが巻き起こり、インディアンジュエリーとしてはもちろんの事、シルバーアクセサリーブランドとしても不動の人気を確立します



2013年に吾郎氏がお亡くなりになられた後も、「goro’s(ゴローズ)」には吾郎氏のインディアンスピリットが生き続けており、現在も原宿の「goro’s(ゴローズ)」には、国内外から訪れた多くのファンが連日行列を作っています

まとめ



「goro’s(ゴローズ)」の歴史をご紹介してきましたが、知れば知るほど吾郎氏のインディアン文化への熱い思いに、誰しも胸を打たれてしまったのではないでしょうか?

レザークラフトブランドとしたスタートし、様々なきっかけによって今ではインディアンジュエリーとして不動の人気を確立した、「goro’s(ゴローズ)」は、今後もますます多くのファンを魅了していくことでしょう!!